研磨をなぜ行うのか・・・。
研磨とは、製品の仕上げのための磨きのことで、機能的な美しさ、見た目の美しさを追求します。
磨くことによって、機能や性能、熱伝達の向上など機能的な美学と、見た目の美しさによる金属の光沢の美しさがあります。
製品にとってどちらも欠かせません。
当社では、その二つの「美」にこだわり、製品の特徴や金属の材質に合わせて、ひとつひとつ職人が磨き仕上げます。
製品が輝くことで、製造メーカーが輝き、それを使うお客様が輝きます。
創業以来50年以上、磨きのプロとして、金属の性質、形状を熟知した当社の職人たちが、ひとつひとつの作業をこだわりぬいて仕上げています。
研磨はただ奇麗に磨けばいいというものではありません。必ず、お客様が求める要望・基準や、その製品の特性や精度があります。
そのため、まずはお客様のご要望をよくお聞きし、製品の特性を理解し、その上で、精密測定機器にて精度を確認し、室内の温度管理、空調管理を行い、品質にもこだわります。
弊社では、職人がひとつひとつ研磨を行います。
そのため、複雑な形状の研磨や小ロットの研磨など、機械や大手業者が対応できない研磨が可能です。
尚且つ熟練の手研磨職人が行う研磨技術は、様々なお客様に喜ばれております。
タービンブレードとは、発電用のタービンにつけられた薄い羽根(翼)のことです。
火力発電用・原子力発電用のものが存在し、ボイラや原子炉によって発生した蒸気を利用し、タービンブレードを回転させ、電気を発生させるものです。
このタービンブレードは、非常に大きく、また、形状や構造はとても複雑なものです。また、その素材のニッケル合金は、非常に硬く、技術を要します。何よりも、タービンブレードは、熱エネルギーを回転エネルギーに変えるための高精度な機械であるため、研磨技術の良し悪しが変換効率に大きく寄与するため、より精密な、より正確な、研磨技術が必要となります。
これらの研磨を行ってきたのが弊社の職人であり、求められる精度に応えてきたのが弊社の職人の手です。
これまで培ってきたタービンブレードのノウハウは、様々な場面で、様々な製品で、より応用が可能となります。
粗研磨から精緻な表面処理を行う仕上げ研磨まで、すべての研磨を弊社で完結することができ、その高い技術力で、求められる大きさ・形状・素材・精度等のあらゆる面で、ご要望にお応えし、ご提案いたします。